ハブの飼育を考えているあなた。こんな魅力的なヘビを知っていますか?
2016/12/20
爬虫類の飼育が好きな方は、ハブというヘビを知っているかと思います。
そう、沖縄や奄美大島などに生息する猫っぽい目をした、噛まれると恐ろしいことになる、あのハブです。こんなふうにハブ酒にしたりもしますよね。
ここでは、いわゆるホンハブとも言われる、2メートルくらいに成長するハブについて飼育情報を書いていこうと思います――って、ちょっと待って下さい!
個人でハブを飼育するのは、日本では“事実上、ほぼ無理”と言うのが現状です。
日本の毒蛇を飼うには、動物愛護法で「都道府県の知事や政令指定都市の市長に申請しないといけない」と決まっているのですが、個人では飼育許可が下りることは無いですし、万が一逃げ出した時の事を考えると……手を出しちゃいけないのが分かりますよね?
ということで、この記事ではハブの飼育は動物園にお任せすることにして、個人が“日本で飼育できるハブに似ているヘビ”を3種類紹介したいと思います。
まず、ハブに似ているということで、くろいあまがえるが思い浮かんだヘビは“ガーデンツリーボア(アマゾンツリーボア)”の茶色~緑色系個体。
中米コスタリカ~南米ブラジルといったアマゾン川流域に分布する樹上性のヘビで、全長150センチほどになります。
個体によって赤や黄色に近い色を持つものもいます。
2番目に思い付いたのは“セントラルパイソン”の茶色個体。
オーストラリアの乾燥した場所に棲むヘビで、全長200センチほどになります。
オーストラリアは野生動物の保護に厳しいのでCB個体(Captive Bredの略。人が飼育下で繁殖させた個体のこと)が流通しています。
カーペットパイソンの亜種とも言われています。
3番目に思い付いたのが、さっきちょこっと出た“カーペットパイソン”なのですが、“ジャガーシブリング”と呼ばれている個体が美味しいかなと思いました。
カーペットパイソンは元々オーストラリアに棲むヘビですので、こちらもブリーダーさんが殖やしたCB個体が流通しています。
全長200センチほどになります。なお、「“ジャガー”とか“シブリング”とは何ぞや?」という少しややこしい話もあるのですが、ここでは触れないことにします。
カーペットパイソンの模様や色には、様々なバリエーションがあることを押さえて頂ければ幸いです。
以上、くろいあまがえるがお勧めしたい“ハブの代わりに飼育できるヘビ”でしたが――まずは、WEB検索で画像を見てみて下さい。
色々な模様の個体が出てきますし、飼育情報もまとめられています。
ハブを飼育したいという方なら、きっと実物を見たくなること間違いなしです。